東日本大震災後の原発事故をあつかった映画『Fukushima 50』
大地震(マグニチュード9.0)があった2011年3月11日、福島県の原子力発電所で起こった事故を描いた作品です。原作はノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(門田隆将:著)、主演は佐藤浩市と渡辺謙。
タイトルの「50」は、福島第一原子力発電所の事故対処にあたったおおよその人数です。映画は地震発生から始まります。原子力発電に重要な冷却が、津波による全電源喪失で不可能(非常用としていたディーゼル発電機も機能せず)になり、その後どう対処したかが描かれています。
本作に対して、美化している、解決したように描かれている、という批判はありますが、知るきっかけとしては貴重な映画だと思います。