電気はどうやって作られる?発電の仕組み
火力・水力・原子力・再生可能エネルギーなど発電の方法は複数ありますが、その多くは回転する運動エネルギーから電気を作っています。大別すると次の3タイプで、回転させる動力源は蒸気・水・風の流れです。
- 汽力発電
- 水力発電
- 風力発電
汽力発電:蒸気で回転させる
蒸気(水などが熱せられてできる気体)の力で、タービンを回して電気ができます。これを汽力発電と呼びます。水を蒸気にするため、燃焼させたり、熱源を利用したりします。
二酸化炭素を排出する燃料
- 石油・灯油・軽油
- 液化天然ガス(LNG)
- 石炭
- 廃棄物
- バイオマス
- バイオマス
- 生ゴミ・家畜の糞・サトウキビ・トウモロコシを発酵させて作る生物由来の燃料。廃材を含む。植物が育つ過程で二酸化炭素を「吸収」することからカーボンニュートラルという考え方がある。
二酸化炭素が増えない熱源
- 核分裂
- マグマ
- 太陽熱
核分裂の熱を利用したものが原子力発電。マグマや太陽の熱を使うのが地熱発電と太陽熱発電(太陽“光”発電とは別)です。
水力発電:水流で回転させる
流れる水がタービンを回し発電します。水力発電で浮かぶのはダムでしょうか?それに加えて川や海(波力発電・海洋温度差発電)で発電する方法もあります。
風力発電:吹く風で回転させる
風の流れを捉えて発電機を回すのが、風力発電です。
空で発電する仕組みがもう一つ。回転による発電ではありませんが、日光を活用した太陽光発電があります。再生可能エネルギーの代表格です。
- 再生可能エネルギー
- 使ってもなくならない資源を元に発電する総称。地球に優しいエネルギー。具体的には風力・太陽光・地熱・バイオマスで、自然エネルギーや新エネルギーということもある。
参考文献
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